ここを痛めたら大変です!

やまびこ整骨院院長です。

今日は、膝の話しをしていきます。

膝には、半月板という組織があります。

良くサッカー選手などが、半月板損傷したとか聞きますよね。

半月板は、大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)の間に
挟まっている板状の組織です。

半月板は、C状の形をして内側半月板とO状の形をした外側半月板
で形成されています。

この半月板を損傷すると、ロッキングと言って膝関節の中で
めくれたような状態になって、歩くのも困難になってしまいます。

そうすると、半月板を内視鏡で取り除くようになってしまうこと
が多いです。

半月板の働きは非常に重要です。

例えば、いくつかの役割があります。

それは以下のようなことです。

*********************
1、半月板は圧縮応力を分散させる
*********************

膝関節は、大腿骨と脛骨の関節ですが、ここにはかなりの荷重が
かかっています。

半月板がなければ、かなりの圧力が加わり、1点に荷重がかかると
関節面に負担をかけてしまうのを、分散させる働きがあります。

*********************
2、半月板は潤滑を良くする
*********************

半月板は、圧力を分散させるとともに潤滑膜を2重にして、
膝の潤滑を改善する。摩擦を少なくする働きもあります。

**********************
3、半月板は大腿骨を側方より支える
**********************

半月板は、脛骨の上に収まっていて、くさび状になって関節包とともに
側方より大腿骨顆部をささえている。

**********************
4、半月板は移動する
**********************

半月板は、屈曲(膝を曲げる)した時は後退する。伸展(膝を伸ばす)
した時は前進する。

以上のことから、半月板は膝関節にとって大変重要な存在なんですね。

膝関節は非常に負荷のかかっている関節ですし、体重の何倍も過重を
受ける部分です。

また、半月板は血流にも乏しいため、一度損傷をすると治りにくい
組織でもあります。

基本的に膝の関節は、屈曲、伸展という動きしかしないのですが、
スポーツなんかをしていると膝を捻ったり、ジャンプや走行することで、
動かない方向にストレスがかかります。

膝への負担をかなりクッションとしての役割で、補っていますが、
一度大きく損傷したりすると、先程説明したように、切除するような
ことになってしまいます。

関節は鍛えることが出来ません

大事なことはまず、

**********************
1、太らない
**********************

予防としてまず太り過ぎない、これは単純に増えた分だけ負荷が
増えてしまいます。筋肉で増やしても同じです。

**********************
2、下半身の筋肉をしっかり鍛える
**********************

若い人は、スクワットやバーベルなど使った筋トレも良いで
しょうが、あまり負荷をかけ過ぎるトレーニングはかえって
関節を痛める原因となりますので注意が必要です。

中年以降で膝が痛くなってきた人は、椅子に座って行うレッグ
エクステンションやレッグカール、臀筋のトレーニングなどを
お勧めします。

**********************
3、ストレッチをする
**********************

ストレッチのやり方は色々とあると思いますが、関節を柔らかくし、
筋肉の血流の流れを良くするために、無理のないストレッチを行って
下さい。

今回は膝の話しですが、体幹、股関節、膝関節、足関節全てを
動かすようにして下さい。

運動後の整理体操も重要です。スポーツなどやる前の準備体操は
やっても、運動後の整理体操はやらない人が多いです。

しっかり運動後のクールダウンは行って下さい。

在り来たりな内容とは思いますが、結構やらない方も多いし、膝を
痛めてる方は多いです。

また、半月板損傷に関わらず、特に中年以降の女性は、膝の疾患が
多く見られます。

膝に関わらず、関節は痛めると治りにくい部位ですので、気をつけて
下さいね。

ということで、今日はこの辺で。

関連記事

  1. 自宅トレーニングを生活習慣にしていきましょう!

  2. 続ける意識が大事!

  3. 筋肉って結構大事なんだよね、だから筋トレしましょう!

  4. 年齢だからとあきらめる必要はありません メキメキと効果が出る…

  5. 膝小僧は元気が一番!

  6. 暖めても体が温まらない方は要注意!

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。